差は100分の2秒だった。

 4年に1度の大舞台は、心の機微を見逃してくれなかった。

 「びっくりした。一瞬、『優勝が近づいたかも』と思った」

 三木つばきが、そう振り返るのは、8日の準々決勝のスタート台に立つ少し前のこと…